どうもぼくです。
今回はカウボーイ・ビバップ第23話「ブレイン・スクラッチ」を鑑賞した感想です。
ネタバレを含むので気を付けてくださいな。
カウボーイ・ビバップ第23話「ブレイン・スクラッチ」あらすじ(ネタバレ)
ネット上に存在する謎の宗教団体・電子移民財団スクラッチ。その信者が次々に行方不明になり、教祖のロンデスに多額の賞金がかけられた。早速、抜け駆けするフェイ。しかし、ロンデスの正体は知れず、スクラッチの本部で賞金稼ぎたちの屍を目の当たりにする。フェイからの連絡にスパイクたちは渋々調査を始めるが……。
https://cowboy-bebop.net/story/
今回はネット×宗教のお話。
行方不明者が出ているネットの宗教団体に対して世間が不安になっている最中、教祖に対して賞金がかけられることになる、フェイは抜け駆けして教団に入信し教祖・ロンデスに近づくも他の賞金稼ぎたちの躯を目の当たりにし、モニターに映し出されたロンデスのよって意識朦朧となってしまう。
スパイクとジェットはその昔脳科学の権威だったロンデスの過去から洗っていくも全く正体がつかめずにいたが、宗教団体が発売しているAR型のゲームセットを購入し手がかりを得ようとするジェットはエドにモニターをしてもらいながら、ゲームを進めようとしていくも高周波による脳への干渉を感知したアインの活躍によりなんとかジェットは意識を戻すことができた。ジェットがむぐったことにによりエドに発信源を探らせることに成功したジェットとエドは本物のロンデスがい病院に向かう。
フェイからの通信を得て教祖の元へ向かうスパイクは高く積まれたモニターの元で横たわるフェイを発見。モニター越しのロンデスと対峙する。
スパイクはロンデスが実在しない人物、つまり妄想だと見抜いていたがフェイや他の賞金稼ぎがやられた高周波攻撃に沈みそうになるもの、植物状態の本物のロンデスことロニー・スパンゲンのネット通信を切られたことでロンデスはネットから切り離されることになる。
「人間の最悪の発明はテレビだ、テレビこそ宗教だ」と言い残しており、彼はネットから切り離されても植物状態になった自分の貧弱な体を恨み、今も独りで教えを説いている
カウボーイ・ビバップ第23話「ブレイン・スクラッチ」ネタバレありの感想
中々考えさせられる回でした。要約すると
医療事故によって植物状態になったロンデスことロニーはハッカーだったこともあり、ネットに架空の人物ロンデスを生み出し、宗教を作り出す、その宗教の教えは”精神を弱い肉体から解放すれば楽になれる”という教えで、かなりの数の入信者が増えることになるも、実際に教えを実行に移した入信者周りが騒ぎ始め、賞金を懸けられてしまいスパイクたちと出会ったしまうという話なんですけど、このロンデス(大塚周夫)が面白くて
「神が人を作ったのではなく、この何も確かな事の無い世の中を生きるのに人間が神を作り出した」
「人の最悪の発明はテレビ、テレビこそが宗教で、現実感をなくし人を操ることができる装置だ」と発言しており、2024年にこの作品を見た僕も「なるほど、確かに現在はネットもそのテレビの要素を受け継いでしまっているな」と感じました。
テレビ時代は情報は発信する側の都合でなんとでもなっていたのが、受信する側が取捨選択できるようになったことで様々なものが”最悪の発明”となってしまったわけですね。
神の存在についても面白く、その解釈の方が聖書よりもはるかに納得のいく説明だとも感じました。
カウボーイ・ビバップ第23話「ブレイン・スクラッチ」まとめ
カウボーイ・ビバップ第23話「ブレイン・スクラッチ」を鑑賞した感想でした。
得られた情報としては
- フェイは抜け駆けするとろくな目に合わない
といったところですね。
また次回の更新をお楽しみに!