どうもぼくです。
今回はカウボーイ・ビバップを全話鑑賞したのでらすじと感想です。
ネタバレを含むので気を付けてくださいな。
そもそもカウボーイ・ビバップとは?
1998年から放送されたアニメでサンライズの作品
舞台は2071年の火星を中心とした太陽系を賞金稼ぎのスパイクとジェット、フェイ、エドワード、アインの4人と1匹で構成されるビバップ号の面々が織りなすストーリー。
1998年当時の作品でありながら、中々攻めた内容であったり遠くない未来のことを描いているわけですが、この記事を書いている2024年現在でも宇宙への人類は気軽とは言えないものの”行って帰ってくる”ことはできているのであと50年弱でどれほど世界が技術を上げていくのか?は僕がおじいさんになってからしかわからないんでしょうね。
カウボーイは西部劇などに出てくる賞金稼ぎを、ビバップはジャズの体系の一つで大筋のコードはあるもののアドリブを楽しむ奏者のためのジャズ。
カウボーイ・ビバップの全話のおおまかなあらすじ
前述のように近未来の作品で、2022年に位相差空間ゲート(ようするに宇宙の高速道路みたいなもの)の事故で爆発が発生、月がえぐられ、その破片が地球に降り注ぐ状態に。そんな地球に人は住めない(地下に潜って住む人がでてくるけど)ので地球の外、火星をメインにそのほかの土星や木星、金星などに住もうというので人々が移動するも地球であれば国や政府があったので統率などがある程度はできていたのに対し、その時は生きるのに必死で犯罪も多く、その為賞金稼ぎ制度が導入され犯罪者を減らそうとした、といった感じの世界観です。
ビバップ号のメンバーが集うまで
ビバップ号には元々ジェットとスパイクが乗っており、二人で賞金稼ぎをしていました。
そこにデータ犬のアインやイカサマ師兼賞金稼ぎのフェイ・ヴァレンタイン、天才ハッカーのエドワードが紆余曲折あり、メンバーに。
各々の過去で現在の問題などを解決したり、解決しなかったりで物語は進む。
スパイクとレッド・ドラゴンの関係
スパイクの出自は一緒に賞金稼ぎをしているジェットすらわからないことが多いわけですが、スパイクは元々マフィアの”レッド・ドラゴン”に所属しており、その中でも相棒としてビシャスと組み様々な修羅場を潜ってきたようですが、ビシャスとジュリアを絡めた三角関係からギクシャクしてしまい、組織から足を洗うために一度死ぬことを選ぶ。ジュリアと二人で生きていきたいと願い駆け落ちの提案をするもの約束の場所に現れなかった。
レッド・ドラゴンにはお世話になった幹部のマオが居たり、かわいがっていちゃ弟分がいたりと組織の中でもいいポジションだったみたいです。
本筋とは関係のないほのぼの日常回
例えばジェットの昔の恋人との色々や、コールドスリープから目覚め記憶を失ったフェイの過去を辿るストーリー、ビバップ号に救った宇宙生物による船内のエド以外のメンバーの全滅回など1話ずつ丁寧に作られおり、かなり見ごたえがあるので日常回も最高。
ビシャスとの決戦
最終回2話を使ってスパイクとビシャス、ジュリアとレッド・ドラゴンの物語は終結します。ここについてはちゃんと見てほしいのですが、ネタバレ記事でもったいぶってもって感じですので書きます。
ビシャスのクーデターによってレッド・ドラゴンは反逆、離反したものの抹殺を命じ、スパイクやジュリアも命を狙われることになり・・・
登場キャラクターの魅力
カウボーイ・ビバップのメンバーの魅力は見てもらわないと伝わらんのですが、かけるだけ書いておきましょう。
ビバップ号のメンバー
スパイク・スピーゲル(山寺宏一)
27歳、近接戦闘も銃、戦闘機の扱いもピカ一。
もじゃもじゃ頭の長身細身
常に気だるげではあるもののいざというときにはやる男で自分の美学を持っており、恩人の敵討ちに無茶をしたりする熱い男。
レッド・ドラゴン関係の過去に囚われ続けており、ジュリアのことはとても大切に思っていた。
ジェット・ブラック(石塚運昇)
36歳
体格が良く左腕は義手、禿げ上がっており、老け顔なのでとても36歳には見えない元ISSP(警察みたいなもの)
見た目のわりに冷静な判断ができるのでかなり頼りになる男。
フェイ・ヴァレンタイン(林原めぐみ)
イカサマ師で銃の扱いがうまい、黙っていれば美女。
ある事情からコールド・スリープされており、副作用?てきなものからか目覚めた時点で記憶を失っており、コールドスリープ中の手術などの費用で莫大な借金を背負わされることになる。
イカサマ師らしく、すぐに嘘をつく。
エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世(多田葵)
通称エド。
天才ハッカーでキュートな女の子。
視点が違うからか、ビバップの面々が頭を悩ませる事案も的確に解決方法を見出したり、ハックし情報を得たりなど正直ビバップのメンバーの中で一番仕事できると思う。ただし性格はぶっ飛んでるので能力的には強いけどピーキーな性格だから扱える人がいない
アイン
頭めちゃくちゃいい犬
スパイクやフェイからの扱いは良いとは言えないもののエドのことは大好き。
レッド・ドラゴン
火星を中心に薬物などを販売する最大級のマフィア。
ビシャス(若本規夫)
レッド・ドラゴンの中でも武闘派で力でのし上がった男、
とにかく戦いが大好きでスパイクにも同じ匂いを感じていたが、久しぶりにあったスパイクの牙が抜けていたから絶望し元相棒として殺そうとする。とにかく悪いやつというわけではなく、何故かちょっと部下に優しかったりとよくわからないDV男みたいなやつ
ジュリア(高島 雅羅がら)
ビシャスと寝るわ、スパイクに惚れられるわで大変な女性。
要するにカウボーイ・ビバップはこの女の尻軽なところから始まった物語と言っても過言ではないわけですが、フェイの見立て通り、目が離せない美人で天使のような悪魔か、悪魔のような天使。
カウボーイ・ビバップの感想
この作品が登場してか26年。僕の年齢が33歳なので7歳のころに登場した作品なわけですが、登場当時ケーブルテレビというやつでアニマックスだったか衛星放送だったか、何かしらで放送されるはずだったんですが、親に止められて見れなかった記憶があります、しかしながらCMだとかで流れたオープニング曲「Tank!」に心打たれてしまいました。
そして時は流れ33歳の僕がアニメや映画の感想ブログを始め、最初に書き出した記事がカウボーイ・ビバップでした。
26年の歳月が経った今であっても扱う題材、ワードチョイス、余白と余韻は格別のものでした。
山寺さん演じるスパイクや石塚運昇さんのジェット、林原さんのフェイなど今や超ベテラン勢がベテランになる前の作品ということでしたが、もうこのころから演技は完成していると言ってもよく、文句の一つも出なかった、本当にすばらしい作品でした。
各エピソードが「30分の映画をつくった」と言わしめるほどの力作であり事実僕は各話映画をみているように背筋がのびた状態で鑑賞させてもらいました。魂が込められた作品に通じる緊迫感をどのエピソードからも感じることができたのは初めての経験でした。
感想を一言で言えば最高でした、7歳の僕が見てもきっと意味は分からなかったろうなと思うし、ある意味今見ることができて幸せだなと思いました。
[アニメ]カウボーイ・ビバップを全話鑑賞したのであらすじと感想[ネタバレ有] まとめ
これまで僕が作中歌や曲で「この作品見たい!!」となったのは
カウボーイ・ビバップ(Tank!)
私立探偵濱マイク(くちばしにチェリー)
僕の心の中のやばいやつ(斜陽)
などがあり、人生で初めて音楽から作品に入りたくなったアニメでした、次回は天国の扉を見た感想を書きたいと思います。
アニメの最後は結構衝撃的で主人公がこうなっちゃう作品って当時多かったんだろうか?あの時代の作品だとあとはビッグオーとかが見たいんですよね。
ではまた!